夫の暴言と逃避行動:上司の「俺が守る」の責任感の欠如

行動パターンと傾向

結婚3年目、1歳半の子を持つ相談者からの相談です。産後の多忙な生活の中、自己中心的な夫の態度と暴言にストレスを溜め、家庭の相談をしていた上司と婚外恋愛関係になりました。本記事では、夫からの否定的な言動が女性を婚外恋愛へと走らせる心理的な要因と、上司の「守る」という言葉に潜むリスクについて分析します。


【相談者】つばさ

はじめて相談します。
私は、結婚3年目、旦那は25歳で、私は24歳です。
こどもはひとり(1歳半)です。

最近会社の上司と婚外恋愛関係になりました。
私が婚外恋愛に走ったのは、私が家庭の相談(旦那のことで)をしたことがきっかけで、私はその時、逆に上司から、上司の奥さんの相談を受けました。
そうして何回かメールをやりとりし、始まった関係です。

旦那は帰りも早く、休みの日は子供の面倒も見てくれます。
そんな旦那は実はかなり自己中心的で、私が旦那を受け入れなくなったのは、その態度と暴言にありました。

産後50日で会社に復帰した私は、バイトでも月~金まで働き、家庭のため、もちろん子供が一番で仕事は二の次といった感じで、産後の体に鞭打って仕事をしていました。育児はほとんど一人でしており、旦那は「俺が抱き上げると泣くから」といった感じで手を貸してくれませんでした。
最近になってアルバイトから正社員として再就職して、半年経ってやっと落ち着いてきた時にそれは起こりました。

私はストレスが溜まって、家庭でかなり態度にツンツンが出ていたらしく、手を貸してくれない旦那に頭にきて、家事と育児にムキになっていました。
ところが事務員なのに給料は旦那と同じ、それ以上に多くもらう時もあり、旦那はそれが気に入らないらしく、私の帰りが残業で遅くなると、「お前がバイトの時は俺が養ってやっていたのに、お前は何様だ。給料が高いからって家庭と仕事とどっちが大切だ。」と、まるで子供のひねくれたような言い方です。
頭にきて悔しくて泣けてきました。
そのくせ、自分は暇を見てはスロットに行き、家ではゲームをする始末。
呆れてしまいました。

そうしたことを上司に話し、少しの間は相談ということで電話やメールをしていました。
ところが日増しに気になり、でもどこかで、「気になるけど好きになってはいけない」と頭では理解していました。
ところが上司からは、「俺がおまえを好きになってしまった、お前は、俺が守るから心配するな。」といわれ、すべてをゆるしてしまいました。

最近は旦那との離婚を、真剣に考えています。
やっぱり婚外恋愛の関係を続けるのはお互いにプラスにならないと思うから。
さらに上司にも同じくらいの子供がいて、わがままな奥さんと別れたいと思っていると言われました。
でも、実際は現実から逃げているようで、真剣に将来の事を考えてるのは私だけなのかと不安にかられます。

このままでは良くないのは分っています。
長々と書いてしまいましたが、どうか良いアドバイスをお願いします。


💬 読者からの見解:上司の「守る」言葉への疑問と警告

読者コメントの多くは、相談者の頑張りを認めつつも、上司が言った「俺が守る」という言葉の現実的な無責任さと、婚外恋愛関係のパターン化について強い警告を発しています。

1. 「守る」という言葉の裏側

  • 慰謝料リスク: 「既婚者である彼はどうやって、つばささんを守るのですか?」「奥様から慰謝料請求で、最悪、裁判になったりするかも知れませんよ」と、法律的なリスクが指摘されています。
  • 常套句: 「よくある婚外恋愛のセリフ」「何にも考えてない、責任のないいい加減な言葉」と、無責任な男性の常套句であることを示唆する意見が多数を占めました。

2. 夫と上司の類似性

  • 「この上司サマ、つばささんの旦那サンと同じやん…って思った」と、上司も「わがままな奥さん」と自分の家庭の問題を他人に相談しているという点で、夫と同じく自己中心的な性質を持つ可能性があることが指摘されています。

💡 運営者による洞察:努力が報われないことによる「逃避行動」のパターン

相談者が婚外恋愛に走った背景には、「頑張っているのに、夫から認められない」という深刻な自己肯定感の欠如と、それによる「逃避行動」のパターンが見られます。

1. 夫の言動が引き起こす自己肯定感の破壊

相談者は産後間もない時期から、仕事、家事、育児をほぼ一人でこなし、給料も夫以上を得ています。しかし、夫はそれを「妻の努力」として認めず、「俺が養っていたのに何様だ」という言葉で、相談者の存在価値と努力を否定しました。

  • 夫の心理: 夫は、妻の収入が自分を超えたことで、「亭主としてのプライド」「一家の主としての役割」が脅かされていると感じ、その不安を「ひねくれた暴言」という形で妻にぶつけています。これはモラハラ(モラルハラスメント)に発展する危険な行動パターンです。
  • 相談者の行動: 努力が否定され続けた結果、相談者は「私を頑張らせるだけの価値のある男ではない」と夫を見限り、「お前は俺が守る」と自分を無条件に肯定してくれる上司の言葉に依存する「逃避行動」を取りました。

2. 逃避先の「守る」という言葉の危険な傾向

上司の「俺が守る」という言葉は、疲弊した相談者にとって劇薬のような「救いの言葉」です。しかし、この言葉は「あなた(上司)の現在の行動が、私を守るどころか、私を最も危険な立場に追い込んでいる」という現実を無視しています。

  • 責任の回避: 彼は「奥さんがわがまま」と家庭の問題を奥さんの責任にしている点で、自分の問題を直視できない自己中心的な行動パターンを持っています。このような人物が、慰謝料や離婚という現実的なリスクから相談者を「守る」ことは、極めて困難です。

3. 次のステップ:離婚と恋愛の分離

相談者が取るべき行動は、家庭の問題と、上司との関係を完全に分離することです。

  • 夫との離婚の検討: 夫の自己中心的な態度と暴言が改善の見込みがない場合、子供のためにも離婚を検討することは正当な選択です。しかし、これは「自己肯定感を破壊するモラハラから自分と子供を守るため」という理由で行うべきです。
  • 上司との関係の見直し: 離婚を決めたとしても、上司の不確実な言葉に将来を賭けるべきではありません。上司の言葉は、「寂しさと自己肯定感」を埋めるための一時的な逃避であると割り切り、不貞行為のリスクを避けるために一旦関係を断つことが、結果的に自分の将来とキャリアを守ることに繋がります。
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