W関係（ダブルリレーションシップ）の彼と、喧嘩の末に自ら別れを告げた相談者からの記録です。「ズルズル行く苦しさ」から逃れるために決断したものの、別れた直後の寂しさに耐えられず、気持ちが揺らいでいます。本記事では、喧嘩と別れを繰り返してしまう「オンオフ関係」のパターンと、別れを決断した後の最も辛い時期を乗り越えるための具体的な「行動変容」について分析します。
【相談者】みき
W関係（ダブルリレーションシップ）の彼とたった今別れました。付き合って4ヶ月。
毎日の様にメールで喧嘩して、その度に「別れる」ってなったけど、結局別れられなかった。でも、今日の喧嘩は、いつもと何も変わらない、いつも通りの喧嘩だったけど…
私の最後のメールは、「連絡してくるの止めて。今度こそ本当に終わり。さようなら」と送信した。それが無ければ明日の朝は、また普通に「おはよう」ってメール出来たはずなのに。
このままズルズル行く苦しさ、喧嘩するたびに感じる疲れetc…それらから逃れたかった。
だけど今でも気持ちは変わらないの。彼が好きなの。
どうしたら良いんだろう？今が頑張りどころだって重々承知の上なのに。彼の居ない寂しさには叶わないよ。助けてください。
💬 読者からの見解と「行動」へのアドバイス
読者からのコメントは、別れを決めた相談者への共感と、この時期を乗り切るための具体的な行動指針に焦点を当てています。
1. 痛みを乗り越えるための期間設定
- 「忘れるために4ヶ月かける覚悟でがんばろう」と、失恋の痛みを乗り越えるための期間の目安（行動目標）が提示されています。
- 「嵐が過ぎれば、あなたにも新しい明日がくる」と、時間が解決するというメッセージが送られています。
2. 行動の代替案（パターン変容）
- 「我慢するかわりにここで吐き出しましょう」という具体的なアドバイスは、彼への連絡という「悪い行動パターン」を、このサイトへの書き込みという「健全な行動パターン」に代替するという、非常に実践的な提案です。
- 「彼へのメールを打つかわりに、このサイトでキーボードを打ちましょう」という提案は、寂しさに負けそうになる瞬間の衝動的な行動を、意識的にコントロールする方法を示しています。
💡 運営者による洞察：「ズルズル関係」を繰り返す行動パターンからの脱却
この相談の核心は、「関係を続けても苦しい」と分かっていながら、「寂しさに負けて別れられない」という行動のサイクル（パターン）にあります。
1. 喧嘩と別れが繰り返される理由（行動パターン）
付き合って4ヶ月で毎日喧嘩を繰り返す関係は、典型的な「オンオフ関係」や「不安定な依存構造」を示しています。
- 苦しさを感じないための喧嘩: W関係（ダブルリレーションシップ）という関係は、そもそも将来の保証がないため、無意識のうちに「どうせ別れる」という緊張感が伴います。この不安を解消するために、喧嘩という刺激や緊張を求め、「別れる」という言葉で一時的に関係をリセットしようとする行動が繰り返されます。
- 衝動的な決断の反復: 相談者は「ズルズル行く苦しさから逃れたかった」ため、衝動的に「さようなら」メールを送りました。これは、「苦しさから逃げたい」という衝動的な感情が、「長期的な理性の判断」に勝ってしまう行動パターンです。しかし、衝動的な別れは、別れ自体の苦しさを乗り越える準備ができていないため、すぐに寂しさに打ち負かされてしまいます。
2. 「寂しさ」を乗り越えるための行動変容戦略
「今が頑張りどころ」だと知りながら、寂しさに負けてしまうのは、「別れた後の空白の時間」を埋める具体的な行動がないからです。
- 行動の代替: 読者が提案した通り、彼にメールを打ちそうになった瞬間に、キーボードを打つ対象を、彼ではなくサイトや日記、仕事へと意図的に切り替えるトレーニングが必要です。
- 習慣の破壊: 毎日メールをしていた習慣を物理的に破壊するため、彼との連絡ツール（LINEやメールアカウント）を、触れない場所に移動したり、ログアウトしたりするといった、具体的な環境の変更が有効です。
- 自己への再投資: 恋愛関係に費やされていたエネルギーを、家庭、趣味、仕事、友人といった、彼とは関係のない自分の人生の基盤に再投資する行動を開始することが、寂しさからくる依存心を断ち切る唯一の方法です。
「寂しさには勝てない」のではなく、「寂しさよりも強い、別の行動の習慣」を意識的に作り出すことが、この行動パターンを断ち切るための鍵となります。
